クォーターホースの成立はアメリカ開拓期に遡り、ヨーロッパから連れてきたアンダルシアンと、
サラブレッドや
アラブ種あるいは捕獲した
マスタング等を交配し改良を重ねることで成立した。ややがっしりとした筋肉質の体型を持ち、性格も温順、粗食にも耐える。クォーターホース競馬とウェスタン競技(
カッティング、レイニング、バレルレーシング、
ロデオなど)への使用が著名だが、用途はかなり幅広く、馬ができそうな事は基本的に何でもこなす。
クォーターホースの名の由来は、クォーターマイルレース(1/4
マイル競走、約400m)からきている。短距離の瞬発力に優れ急発進・急停止等器用にこなす。競走用のクォーターホースは400mを下回る距離では、たとえサラブレッドが相手でも互角以上に戦える(但し400mのワールドレコードホルダーは2006年現在サラブレッド)。トップスピードは75km/h程になり、瞬間では時速55マイル(約88.5km/h)が記録された例がある。
血統は基本的にはクォーターホース内で閉じられ、両親がクォーターホースでなければクォーターホースとは認められない。例外的にサラブレッドに対しては開かれており、一方の親がサラブレッドの場合に限り能力と外貌審査を経てクォーターホースと認められることもある。競走用クォーターホースでは特に顕著で、史上最強のクォーターホースと呼ばれる
ダッシュフォーキャッシュを例にとれば、4代祖先16頭中14頭までが純粋なサラブレッドで、父系も
エクリプス系の分枝
ハーミット(1867年の
エプソムダービー馬)の末裔、母方も
セクレタリアトと同じアンペラトリス牝系に属すなどかなりサラブレッド色が濃い。