為替レートは1=約30円(2009年2月現在)ポーランド通貨の対外通貨(ユーロ、ドル、円など)に対する上昇は著しい。ドイツ人はもはやポーランドに買い物に行く事はさほどの面白みは無くなり、逆にポーランド人が「西側」に買い物に行くという現象が生じはじめているという事実は特記できる。
2008年半ばをピークとして
2009年初頭にかけて、折からの世界的な金融危機と同時にポーランドの金融機関を中心とした経済不安が新聞のコラムなどを通じて広まり、ポーランド政府の経済閣僚や
ポーランド中央銀行の金融政策委員会メンバーがあえてそういった不安説を否定するのに具体的な数字を挙げず(まだその当時は各指標は公式発表されていなかった)に簡単なコメントを述べるに終始したため悪い噂がさらに悪い噂を呼んで、ズウォティは
投資銀行などの
投機家に売り込まれ、ユーロや
スイスフランに対して大きく下落したが、
1992年の
ポンド危機のさいの
イギリスと違いポーランド政府が財政規律を守り、金融業界にもローンの貸し出し額に関する厳しい規制が設けられていたおかげもあって、ポーランドが
欧州連合(EU)に加盟した
2004年の春のレートを割り込むことはなかった。
ドナルド・トゥスク首相が率いるポーランド政府は、ユーロやスイスフランなどに対する急激な上昇と下降を繰り返すズウォティのこうした
ボラティリティの高さは国内の経済に悪影響を与えるとして、早期のユーロ導入を目指し、今年前半にはユーロ導入のための準備段階である2年間の
欧州為替相場メカニズム?に入ることを予定している。ポーランドのユーロ導入は欧州為替相場メカニズム?の期間を終えた直後の2012年ないし2013年になると見られている。