高橋内閣が政友会の内紛で瓦解したのを受け、
元老・
松方正義は、過去4代の内閣で
海軍大臣を務めた加藤友三郎を第一候補に、野党
憲政会総裁・
加藤高明を第2候補として推薦した。憲政会は、当時
衆議院で100名くらいの議席しかなく、政友会では、加藤友三郎が辞退すれば高橋への大命再降下もあり得ると考えていたが、第2候補が加藤高明であることを知って、大慌てで加藤友三郎と折衝し、政友会党員の入閣を求めず、無条件で支持することを伝えた。こうして
加藤友三郎内閣が発足した。内閣は、
貴族院の最大会派の
研究会から4人、
交友倶楽部から3人の
閣僚をとったが、交友倶楽部は貴族院における政友会の別働隊であり、このことによって、衆議院での政友会の支持を確保していた。