岩石と
鉱物はよく「石」としてひとまとめに扱われるが、別物である。鉱物は
結晶構造を持ち、
化学式で表すことができる。これに対して岩石は、鉱物や岩石の破片、
ガラス(結晶でないもの)、
化石、生物由来の
有機物などの集合体(
混合物)である。学術的には、岩石は「〜岩」、鉱物は「〜石」「〜鉱」という名前をつけて区別するが、そういう分類が確立する前に名称が定着してしまった
大理石・
黒曜石などは、岩石であっても「〜石」の名前で呼ぶ(最近では
結晶質石灰岩・
黒曜岩と呼んでいる)。
以上の岩石はさらに詳しい成因、あるいは化学組成や構造などにより、より詳細に分類される。しかし、
生物や
鉱物と違って、岩石の特徴は連続的に変化しているため、分類の境界は人為的なものである。しかも、分類の定義はいくつもあり、どの定義を採用するかによって、同じ岩石に別の名前がつけられることは珍しいことではない。
国際地質科学連合()による命名案がまとめられているが、完全には定着していない。
岩石は基本的には火成岩として生まれる。堆積岩は既存の岩石が地表で
浸食、
風化したものが再び固まったものである。変成岩は既存の岩石が変成作用を受けて生まれる。なお、より強い高熱にさらされ、完全に溶けた場合、冷えれば火成岩となる。このように、長い時間の間に岩石やそれを構成する物質は互いに移り変わると考えられる。