弾性(だんせい、elasticity)とは、
力を加えると変形するが、除荷すれば元の寸法に戻る性質をいう。原則的には
固体に見られる性質である。英語で弾性をelasticityというが、この語源はギリシャ語の「戻る」からきている。一般的には
弾力や
弾力性等の語が使われるが、これはほぼ弾性と同義である。ただし、一般に弾力に富むと言えば、変形しやすく、なおかつ元に戻ることを指すから、内容はとにかくイメージは若干異なる。
弾性の性質を持つ物質を
弾性体と呼ぶ。材料の分野で弾性体(elastomer)とは
ゴムのように、金属などに比べて大きな変形をする材料を指す。ゴムの弾性は
エントロピー弾性に分類される。(それに対して金属などの示す弾性をエネルギー弾性と呼ぶ)。
例えば機械要素として形状記憶合金製のばねを、その機械の作動温度より低い温度で弾性を回復する合金でばねを作って使用した場合、より大きな負荷をばねに掛けることが可能であるため、より工学面で有利な設計を行うことができる。特に弾性回復温度が低い形状記憶合金は、超弾性合金とも呼ばれる。