編集は
俳諧師・秋里籬島(あきさと りとう)が担当し、絵は『(
絵本)名物
浪花のながめ』『鳥羽絵欠び留』などを描いていた竹原春朝斎(たけはら しゅんちょうさい)が担当。秋里籬島による名所の由来記、竹原春朝斎による
俯瞰図を多用した
挿絵が特徴である。この2人は『都名所図絵』を皮切りに、吉野屋為八が企画した多くの名所図会を手がけていた。その上、編者や画家に、籬島、春朝斎以外の人々、たとえば画家の丹羽桃渓らの参加を求めたので、名所図会は見た目が一層にぎやかになった。
摂津名所図会は、まず後部となる7〜9巻(三巻4冊)を寛政8年(1796年)に発行し、2年後の寛政10年(1798年)に前部となる1〜6巻(六巻8冊)を発行した。これを合わせて9巻12冊本となる。