洋銀(ようぎん)とは、幕末から明治初期にかけて日本に流入した外国製の銀貨のこと。特に断りが無い場合には1497年以後メキシコ(当初はスペイン領)を中心とする、スペイン系の中南米諸国で鋳造されて国際決済で長く用いられてきたSpanish dollar (メキシコドル/メキシコ銀)といわれる、量目420グレーンの8レアル銀貨を指す場合が多い。
安政条約によって外国商人が外国銀貨で日本の商品を購入することが許されたが、当時の量目に基づく相場はSpanish dollar 100枚に対して天保一分銀が311枚であった。だが、当時の天保一分銀の品位は洋銀に対して高いにも拘らず額面が地金価値よりも高く設定された名目貨幣であり、そのことによる金銀比価の差が大きかったために、大量の小判金流出を招く原因となった。これにより日本国内には大量のメキシコ銀が流入し、明治時代の銀貨の材料となった。