発生主義(はっせいしゅぎ、accrual basis)とは会計原則の一つで、現金の収入や支出に関係なく、収益や費用の事実が発生した時点で計上しなければならないとするもの。収益と費用を現金の受け渡しの時点で認識する会計原則である
現金主義とは反対の概念である。これらを用いた会計手法は通常、「発生主義会計」や「現金主義会計」と呼ばれる。
例えば一つの工場を例にとろう。この工場の運営にかかる電気代は3ヶ月ごとに払う契約になっているとしよう。発生主義においては毎月の生産活動の勘定において消費する電気が実際の現金の支払いと関係なく費用として換算される。つまり資源の消費と生産が時間的に統一される。よって毎月の決算においては電力代が支払いの有無に関らずに費用として会計に計上される。これによって企業の実際の経済活動、つまり経済資源の消費と生産活動の関連がより明確になるとされる。同じように寿命が十年の機材を100万円で購入した場合、支払いは最初の一年目に100万円であるが実際の経済資源の1年の消費はその十分の一に過ぎない。この場合は発生主義に基づき毎年10万円が費用として計上されることになる。このような会計処理を減価償却と呼ぶ。。