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「硬貨」||先物-master.com 【05/26update】

硬貨 wikipedia|無料辞書

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硬貨(こうか)は金属で作られた貨幣である。コイン (coin) ともいわれる。ただし、経済学では硬貨とはハードカレンシー(国際決済通貨)や本位貨幣を指すことばである(逆に「軟貨」ソフトカレンシーとは国際決済に用いられない・用いることが出来ない通貨)。一般には硬貨はコインのことを表すので、この項目ではコインについて述べる。ハードカレンシーや本位貨幣については各々の項目を参照されたい。
かつてコインは基本的に金や銀の素材金属の価値と額面の差の無い本位通貨として鋳造されることが多かったが、現在では素材の価値と額面の差が大きい補助貨幣のみが専ら流通しているが、これは管理通貨制度のもとの不換紙幣を補完するためのものである。

◆ 形態
硬貨は一般的に丸い形をしている物が多いが、四角、五角、六角、七角、八角など多角形をしたもの(しばしば定幅図形となっている)、周囲を帆立貝状にしたものなどが流通しており、真ん中に穴を開けた物も、各国に存在する。この穴は、古来紐を通して保存する目的で空けられたが、現在のコインは小額かつ小型であまりその有用性は重んじられていない。しかし、同じ大きさのコインの触感による弁別を容易にするため、この意味での穴の存在価値はある。流通を目的としない収集家向けの硬貨にはギターの形や国の地図の形など特殊な形態の硬貨も存在する。
周囲に溝が刻まれた硬貨は世界中に有るが、そもそもこの溝は原材料の不正入手を防ぐために生み出された発明である。昔ある国に、金貨の周囲を不自然にならない程度にで削ってその削り滓を不正に手に入れるという犯罪が流行した。その国では対策として、金貨の周囲に溝を刻み少しでも削ると目に見える変化が現れるよう金貨を改良した。現在の貨幣に見られる周囲の溝はこの対策の名残である。また、この周囲のギザは目の不自由な人にとって、硬貨の選別を行う重要な手段であり、現在のユーロ硬貨などでは、ギザギザのみならず、窪みや溝など額面によって判別が容易になるように工夫されている。
日本の一円硬貨やアメリカ合衆国の1セント硬貨などは額面以上の製造費用がかかっており、製造すればするほど赤字となっている場合がある。これらは便宜上需要があるため製造を打ち切れない為である。また硬貨には金属確保の目的もあった。たとえば1933年に日本が製造した「昭和8年銘」の10銭と5銭硬貨は純ニッケル素材であったが、これは予測される戦争に兵器の材料として不可欠なニッケルを輸入する口実にあえて変更したものであったという。いわば戦争物資のストックの隠れ蓑『日本貨幣収集辞典』原典社 207頁であった。
紙幣には番号が印刷されているが、硬貨は金属板を打ち抜いて作るため番号を一枚毎変えるには膨大な版型を必要とし、現実には不可能のため発行年度が刻まれる。かつ品質保持のため万が一、不良品が出た場合でも、解消の対応策がとりやすい。

◇ 肖像
西洋ではコインには発行当事者の肖像を彫ることがローマ時代より行われた。肖像は為政者が変わっても貨幣価値には変わらず、回収されることはなかった。
今も君主国では現在の君主の肖像を刻むことが多い。また共和国では過去の大統領や歴史的偉人の肖像などが用いられる。近年では欧米でも肖像を用いない硬貨が増加している。
東アジアの伝統的な硬貨では肖像は用いられないが、の末期に各地で製造された近代硬貨の中には、光緒帝の肖像を刻んだものが存在する。また袁世凱中華帝国皇帝として自らの肖像を硬貨に刻ませている。中華民国孫文蒋介石の肖像を刻むことが多かった。日本では畏れ多いとして天皇の肖像が刻まれることはなかったが、明治初期の紙幣と昭和32年(1957年)の100円銀貨発行時に試みられたことはある。また原則として日本では天皇以外の人物の肖像が刻まれることもないが、1990年に発行された「国際花と緑の博覧会記念」の5000円銀貨には初めて花の女神フローラになぞらえた少女の肖像が刻まれた。モチーフ的にあしらった人物像ではなく、欧米諸国の硬貨と同様な大きく人物の肖像を図案とした硬貨は日本ではこれが唯一のものである。

◇ 硬貨の材質
硬貨の材質としては古来より、のいわゆる貨幣金属 (coinage metal) と称されるこの3種の金属が貨幣製造に用いられてきた。
金貨:本来は本位通貨制度上の本位貨幣であったが、現在発行されているものは全て補助通貨で、収集型金貨または地金型金貨である。
銀貨:かつては本位銀貨と補助通貨が存在したが、これも現在は全て補助通貨である。銀含有量も様々。

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銅貨:純銅の物は少なく、ほとんどが青銅黄銅または白銅貨である。
この他の材質として、アルミニウム亜鉛、などの卑金属、逆にプラチナロジウム等の白金族元素の金属を用いた硬貨も存在する。
また、戦時下の非常事態の緊急硬貨として陶器樹脂製の硬貨、郵便切手を代用した硬貨などが使用されたこともあった。
変わった例としてはアメリカの硬貨に代表される、2種類の金属をサンドイッチ状に貼り合わせたクラッドメタルといわれる素材を使用した硬貨も各国に存在する。
流通を目的としない収集家向けの硬貨には、クリスタル製のものや、宝石をはめ込んだ物など、単なる装飾品に近い硬貨もある。ただしこれらは全て法的に有効な通貨であるところが、メダルとは異なる。

◆ 現代の高額面硬貨