罫線素片 wikipedia|無料辞書
罫線素片(けいせんそへん)は、
罫線を
文字の組み合わせで表記するために、罫線を複数の部分に分解しそれぞれに与えられた字形、あるいはそれらの符号位置を示す。
◆ 概要
表などを作成する際に、それらを区切るための
罫線をコンピュータ上で作成するために編み出された文字である。
◆ 歴史
コンピュータの世界において、古くは文字のみしか表記できなかったが、それらのみで罫線を表記しようという試みはされていた。
日本語ワードプロセッサにおいて、記号を使用して罫線を引く手段として、罫線素片というものが考え出された。
PC-98では罫線素片が1バイトの半角で表現されており、
キーボードの「GRPH」キーを使用することで入力が可能だった。
1978年に規格化された
JISの
JIS C 6226-1978(旧JIS、78JIS)には含まれていなかったが、1983年に改正されたJIS X 0208-1983では符号位置が与えられた。
この罫線素片を文字コードに入れるという考え方は、日本以外の漢字圏にも伝播していった。
欧米でのコンピュータにおいても、8ビットの文字コード内に罫線素片を入れる規格も現れた。
◆ PC-98における罫線素片
98罫線といわれているものは2種類ある。
◇ 1バイト罫線素片
PC-98シリーズでは1バイトで罫線を表現する仕組みがあり、「
GRPH」キーを押しながら入力することで可能となっていた。
含まれる記号は縦横網羅する細罫線、太罫線とその組み合わせ、縦及び横の細破線、太破線、表内の横2重線である。
◇ 2バイト罫線素片
JIS C 6226における空き領域であった12区に入れられた罫線。
◆ JIS X 0208における罫線
8区の1点から32点に入れられた罫線素片。
含まれる記号は縦横網羅する細罫線、太罫線とその組み合わせである。
縦書き時には90度時計回りに回転した字形となる。
◆ JIS X 0213における罫線
JIS X 0208に含まれる罫線以外に歯科用記号を表記するのに必要であることから入れられた罫線がある。
JIS X 0208の罫線と、下線及び上線との組み合わせで使えるようにしてある。
罫線に重なるように丸や三角、波をつけたものも含まれる。
7区の34点から48点が使用される。
◆ コード一覧